弘前工業高校 機械科とのコラボ始動!
〜「鉄製品アイデアコンテスト」グランプリ作品を形に〜
今年初めて開催された 「鉄製品アイデアコンテスト」 は、弘前工業高校の生徒たちが鉄をテーマにしたオリジナル製品を自由な発想で提案する創造的なコンテストです。記念すべき第1回となった今回は、5月に表彰式が行われ、多くのメディアにも取り上げられるなど、大きな注目を集めました。
その中で、「高さを自由に変えられる鉄製テーブル」 が見事グランプリを受賞!
このアイデアを実際の製品として形にすべく、私たちは 弘前工業高校 機械科の生徒の皆さんと共同製作プロジェクトをスタートさせました。
【第2回打ち合わせレポート】
6月16日、弘前工業高校 機械科の生徒の皆さんと、2回目の打ち合わせを行いました。
(※第1回は、5月の表彰式後に実施し、製品名や構造案をみんなで話し合いました)
【製品名とコンセプト】
🎖 製品名:フリーUP・DNデスク
🛠 コンセプト:高さが自由に変えられる、無骨でインダストリアルな鉄製デスク
【基本仕様と構造】
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天板サイズ:横1200mm × 奥行600mm(予定)
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高さ可変式(600〜900mm)、無段階昇降
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構造:歯車とチェーンを使って昇降する仕組み
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パイプ in パイプ構造:脚の中に小さな角パイプをスライドさせる
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ハンドル操作で両脚同時に昇降可能な機構を検討中
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ストッパーや歯車の固定方法についても、生徒たちが複数案を設計中!
【今回の打ち合わせ内容】
今回の打ち合わせでは、次のような内容を話し合いました。
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生徒が作成した製図の確認
→ 現状は規格外の鋼材サイズで図面が描かれていたため、規格品サイズへ修正中 -
鋼材の調達先決定
→ 鉄パイプなどの主要材料は、長谷川鉄工で調達予定 -
昇降機構の設計
→ 歯車とチェーンの構成を中心に、ギア比や滑車の原理も学びながら検討 -
天板の構造・デザイン案
→ 脚部にH鋼の使用案も浮上。無骨で重厚な見た目を目指す -
ストッパーの種類、動作テスト、歯車の試作方法なども生徒から多くの意見が出ました!
【歯車の種類とデザインについて】
▶ 脚部に取り付ける歯車
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A案(画像①):生徒たちが製作する、ゴツめのオリジナル歯車
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B案(画像②):自転車や車椅子の廃材を再利用した歯車
▶ どちらも試作を行い、実際の動作や雰囲気を見て最終的に選定します。
【天板のデザインについて】
天板は、インパクトある仕上がりを目指し、レジン加工を取り入れる予定です。
ただし、どちらのデザイン(A案 or B案)をレジン天板に採用するかは、まだ検討中です。
生徒たちと相談しながら、「歯車を内部に封入したレジン天板」の試作・検証を進めていきます。
※天板に入れる歯車の一部は、長谷川鉄工のプラズマ加工機で製作する予定です。
【今後のスケジュール】
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6月23日〜
バンドソーの使い方を習得/パイプ類のカット/溶接練習 -
6月30日・7月7日
フレームの組み立て(歯車を付ける前まで完成させる) -
7月14日
歯車を取り付け、動作テスト -
7月下旬〜8月
天板のレジン加工、歯車封入の仕上げ -
10月初旬
文化祭での完成品展示を目標に進行!
【製作の裏側と熱意】
今回のプロジェクトは、ただの「課題」や「授業」ではありません。
自分たちのアイデアが本当に“カタチ”になる――
そのワクワクと、ものづくりの魅力を、生徒たち自身の手で体験できる特別な学びの場になっています。
生徒さんたちの真剣な表情と、楽しそうな笑顔がとても印象的でした。
いよいよ本格始動です!
完成までの道のりを、これからもブログやSNSで発信していきますので、
どうぞ応援よろしくお願いいたします!