【製作実践第2回】ネジ+シャフト式で昇降!ものづくりの現場は今日も熱い!
更新:2025.07.02
弘前工業高校機械科の生徒さんたちと共同で取り組んでいる、高さ可変式鉄製テーブル『フリーUP・DNデスク』プロジェクト。
先週からスタートした実践フェーズ、今日は第2回目となる製作活動が「ベースオブ津軽」で行われました。
先週は、溶接の基礎を学びながら、昇降脚の仕組みを各自で考える“宿題”が出されました。
そして今回、リーダーの生徒から出たアイデア「ネジ+シャフト方式」が全体の支持を集めて採用されることに!
■ 採用された昇降の仕組みは…
脚の内部にネジ状のシャフトを通し、ハンドルと歯車、チェーンを連動させて回転させることで、ナットが上下に移動。
これにより、天板の高さを自由に調整できる構造です。
まさに「機械的インダストリアル」な機構!
■ 今日の作業は「部品の取り外し」
製作に必要なパーツを得るため、今日は廃材機械の解体作業からスタート。
自転車のチェーンと歯車を取り外すチームと、古い機械からシャフトとハンドルを外すチームに分かれて作業しました。
この機械は、かつて長谷川鉄工で使われていたコラム組み立て用のもの。
現在は使われていませんが、非常に頑丈で錆びもあり、ボルト外しに大苦戦…。
そんな中、工具の力だけでは外れなかったボルトを、ベテラン職人の彰さんが長いパイプを使って“てこの原理”であっさり回す場面も!
生徒たちからは「すげー!」「そんな方法があるのか!」と歓声があがり、職人技のすごさに触れる貴重な瞬間となりました。
■ 次回の予定
次回は、テーブルの昇降範囲(可動域)を決めていきます。
日常で使いやすく、安全性も確保できる範囲をみんなで検討します。
少しずつ、でも確実に進むテーブル製作。
生徒たちの真剣なまなざしと、楽しそうな笑顔が入り混じるこの現場には、
未来のものづくりの種が、たしかに芽吹いています🌱
次回のレポートもお楽しみに!